ダイカストとは?

ダイカスト(die casting)とは、金型鋳造法のひとつで、金型に溶融金属を加圧注入する鋳造法です。
アルミニウム、亜鉛、マグネシウムなどの非鉄金属とその合金を原料として使い、優れた寸法精度の製品を短時間に大量生産できることから、自動車関連部品に多く使用されていますが、デジタルカメラ、パソコン、携帯電話部品から家庭用品に至るまでその需要は広がりを見せています。
株式会社森角ダイカストでは、自動車の油圧系部品や、耐圧に強いエアツール部品、複雑・精密なデジカメ部品などを得意としています。

ダイカストとは

ダイカストの特長

  • 加工費が安いため量産品はかなりのコストダウンになる
  • 材料が容易にリサイクルでき環境にやさしい

ダイカスト製品

  • ●自動車部品
  • ●建材部品
  • ●エアツール部品
  • ●医療機器部品(血圧計ケース)
  • ●油・空気圧部品
  • ●光学部品
  • ●厨房部品
  • ●玩具部品(ミニカー・超合金玩具)
  • ●通信機器(携帯電話)
  • ●家電関連(デジカメ・冷蔵庫・洗濯機・ミシン・掃除機)
  • ●事務用品(パソコン・プリンター・ファクシミリ・複写機)

ダイカスト材料

森角ダイカストでは主に以下の材質を使用しています。 その他の材質も、お気軽にご相談ください!

ADC12

最も一般的に大量に使用されていて鋳造性が良好で生産性が高い。 自動車部品・光学部品・産業機械部品・家庭用器具など幅広く使用されているが特に自動車エンジン部品や電気機器部品におけるシェアが高い。

ADC12
ZDC2(亜鉛)

アルミに次いで生産高が多い。 他の合金に比較して、精密かつ複雑な形状の製品製造が可能。 素材表面は滑らかでめっきや塗装などの表面処理がしやすい。

ダイカスト材料亜鉛
HT-1

HT-1の最大の特長は、一般材であるADC12と比較して 非常に高い熱伝導性が得られる事です。 電子機器のヒートシンクなど、放熱特性が要求される ダイカスト部品に適しています。

HT-1
ADC6

ヒドロナリウムの名称で耐蝕性・陽極酸化処理性が優れている。 靭性(粘り強さ)はよいが鋳造性は悪い。 その特性から船舶用部品や科学工業用部品などに用いられる。

ダイカスト材料ADC6